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板門店に行ってみた 韓国5泊6日 旅行記③ 韓国入国と釜山観光,そして蟹

この記事は下の記事の続きです
liberaldays.hatenablog.com



韓国旅行記事2日目です.
今日の目標は明日のソウル行高速バスを予約することと,明日まで時間を潰すこと.の2点.スマホ買いたてで盗難を恐れ写真を撮れていないのですがご了承下さい.

今日のGoogle Timeline.
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どうも午前3時頃に下関を通過していたようです.

2日目は午前7時頃に起きました.船の位置は対馬の東の海上でまだ日本の携帯の電波が入っていました.ここはまだ日本です.でも間もなく圏外に.
起床後はレストランで軽い朝食を頂きます.ビュッフェスタイルで,シリアルとサラダ,コーヒーを頂きました.お味はごくごく普通です.シリアルは多分韓国製品でしたが.
朝食を食べてのんびりしていると,気づいたら9:30.入港30分前です.慌てて外をみると韓国らしい高層建築物がみえました.

コンテナが並ぶ地区を横目に,釜山港国際旅客ターミナルに入港します.

入港.夜また雨が降っていたようですが,幸いにも今は晴れています.

釜山のターミナルは,大阪のそれと比べて立派な建物です.このターミナルからは大阪行きのパンスタードリーム,博多ゆきのニューかめりあ,福岡・対馬ゆきの高速船BEETLE等,西日本各地に向かう船が発着し,クルーズ船も寄港するようです.(最終日にはコスタクルーズの船が向かいに停泊していました.).釜山の顔となるだけあって気合が入っています.

相変わらず写真は撮り忘れているので,プサンナビのリンクを貼っておきます...
www.pusannavi.com

入港後,船内の検疫?が終わると乗客の下船がはじまります.船内アナウンスに従ってロビー階に集まると下船の列が形成されていました.出遅れを一瞬後悔しましたが,そもそも乗船客が30人度しかいないので下船に時間がかかりません.列には並ばずレストランで座って待つこととします.
大阪での乗船時とは違い釜山港にはブリッジ設備があります.大阪では地上からロビーまで延々エスカレーターで上がりましたが,ここでは1階下ればブリッジに移動できました.建物に入ったら案内に従って入国審査場を目指します.


結構距離がありますが動く歩道が設置されているので苦でありません.船を横目に移動します.
入国審査はパスポートを渡したら,特に何も質問されずに終わってしまいました.入国審査の前後にX線,金属探知機による検査も行われましたがこちらは結構厳しくチェックされました.

無事審査を終えて,フェリーターミナルのロビーに出ました.
とりあえず釜山の西面にあるホテルに荷物を預け,今日の予定を立てることとします.この旅の目的は板門店観光だったので,それ以外の予定は全く立っていないのです.

フェリーターミナルのすぐ外に停まっていた釜山駅行きのシャトルバスに乗車.料金は前払いで1000ウォンです.現金で支払いましたが韓国の交通系ICカードにも対応しています.韓国旅行の常連さんっぽい日本人はこれで支払っていました.バスの外には日本語での行き先表示があるので安心です.
フェリーターミナルから釜山駅までは徒歩20分.車ならわずか数分の距離ですが,陸側の駅正面が終点なので大回りで15分ほど掛けて移動します.釜山駅以外にもいくつか停留所があり,私たちは地下鉄釜山駅の入口前で降りました.バス内は日本語アナウンスがないので,周りの雰囲気をみながら....不安な場合は終点まで乗ったほうが安心でしょう.

地下鉄の雰囲気は日本の地下鉄とほぼおなじ.日本語対応の券売機で1日乗車券を購入.磁気式で価格は4500ウォン.安い.
オレンジの一号線にのって西面駅を目指します.地下鉄車内では韓国語・英語アナウンスがあり,主要乗換駅では日本語のアナウンスもあるので安心です.

今日宿泊するホテルは,西面駅から徒歩5分ほどのところにある「レジデンスモムムホテル」です.相変わらず写真が無いのでTripAdvisorとExpediaのリンクを.
(TripAdvisor)
総合ランキングサイトのcoreda!(コレダ!)〜人気サイトをジャンル・カテゴリ別にランキング形式でご紹介〜
(Expedia)
http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=SON6dA99D9Q&subid=&offerid=256353.1&type=10&tmpid=5704&RD_PARM1=https%253A%252F%252Fwww.expedia.co.jp%252FBusan-Hotels-Residence-Mumum-Hotel.h8765663.Hotel-Information&eapid=0-28&affcid=jp.network.linkshare.linkbuilder


西面駅から飲み屋街を通るとたどり着けるのですが,旧盆ため全店舗が開いておらずゴーストタウン状態...普段の治安が良いのか悪いのか判りません,
フロントのお兄さんに荷物を預けたい旨申し出たところ,部屋の準備が出来ているとのことでチェックインさせて貰えました.まだ午前11時なのにありがたいです.ちなみにお兄さんとは最初は英語で会話しましたが,こちらが日本人と分かると日本語で話してくれました.

案内されたのはツインルーム.ホテル自体が新しく部屋も新築のにおいがしました.部屋にはベッドの他にちょっとした作業机があり,キッチン,洗濯機まで備え付けられています.トイレはウォシュレット完備の水洗.紙をそのまま流しても良いタイプです(韓国では紙は便器横のゴミ箱に捨てるのが普通).シャワールームも広いですが,寝室との間が擦りガラス...まあ密着しなけりゃ見えないですが.

(ホテルの廊下だけ写真撮ってました.こんな感じで室内もキレイです.ちなみに全室カードキータイプのオートロック.)
冷暖房,WiFiももちろん完備されています.
とにかく清潔快適で,次釜山を旅行する際もこのホテルを使いたいです.

ここで少し休憩後,明日のソウル行高速バスを予約するためバスターミナル(釜山総合バスターミナル)のある老圃駅に向かいました.
釜山からソウルに向かう交通手段は高速バスとKTX,長距離列車(セマウル号など),飛行機の4種類が挙げられます.ソウルへの往路はなるべく安く済ませたかったので最安の高速バスを選択.バスにもグレードがあり値段が異なるのですが,もちろん普通(General)グレードのバスにします.乗車賃は片道23000ウォン.日本と比較すると破格の安さです.
ちなみに34200ウォン~の優等(Excellent)バスだと座席幅が広くなったりするそう.

韓国の高速バスの時刻表,料金,所要時間や予約状況は下のKobusのサイトから調べられます.
http://www.kobus.co.kr/web/eng/02_service/service01.jsp

生憎外国人はバスのネット予約が出来ないので,直接バスターミナルに出向いて予約します.

西面駅から老圃駅までは1号線にずっと乗っていけば到着します.バスターミナルは駅に隣接しており多言語で案内があるのでまず迷わないでしょう.

バスターミナルはこんな感じ.ここは写真を撮っていました.左奥にある有人窓口で係員さんに行き先とバスの大体の時間,人数を伝えると発券してもらえます.英語が通じましたが日本語が話せる職員がいるのかは不明です.

さて,これで明日のソウルへの足が確保できたので,あとは夜まで適当に観光します.
老圃駅の数駅隣に釜山大学があるとのことで,とりあえずそちらに向かいました.


(多分移動中の車内でパシャリ)

釜山大学駅でおり,西口から商店街(多分学生街?)を抜けると大学の門に付きました.商店街は大半のお店が閉まっていてちょっと残念.


大学の門と

なんかその辺の建物.


門を入って少し丘を上ったところからパシャリ.
大学内は殆ど人がいなかったので,門の周辺をうろついただけで帰ってきました.それにしてもこの大学,傾斜地で通うの大変そうだな....


駅に戻る途中でこんなお店を発見.開いてたら入ってみたかった.周辺は飲食店やコスメのお店が多く,屋台も出ていた形跡がありました.普段は学生街なんでしょうね.
釜山の学生街を散策した後はUN記念公園とそれに隣接した釜山博物館に向かいました.最寄りは2号線の大淵駅.
まずUN記念公園に入りました.

プサンナビによると,UN記念公園は世界唯一の国連記念墓地(祈念とかではないんですね).朝鮮戦争に「国連軍」(という名称)で参加した22カ国の兵士が埋葬されている墓地です.
www.pusannavi.com


公園内の墓地エリアへの入り口

園内は厳粛な雰囲気で観光客は多いとはいえません.展示施設では朝鮮戦争について再確認することができました.明後日の板門店観光の予習にもなります.


さて次は隣接する釜山博物館へ.コンビニでポカリスエットを買い,水分補給して入りました.
japanese.busan.go.kr

博物館の屋外では子どもたちがなにやら遊んでいました.多分韓国の昔の遊びをやっていたのでしょう....

釜山博物館は韓国・釜山の先史〜中世時代に関する各種史料を収蔵,展示しています.日本語での解説も多く,理系の私が深く習わなかった近代以前の朝鮮史の補強が出来ました.なお旧盆のためか一部の展示室は閉鎖されており,日本と釜山,韓国の交流史に関する展示はみることが出来ませんでした.そこで交流史については明日「朝鮮通信使博物館」に寄り,知識を補強することとしました.

1時間半ほど博物館で過ごしたら,外はすっかり夕方です.
お腹が空いてきました.そういえば今日はお昼を食べていませんでした.昨日船内で手に入れたフリーマガジン「まるごと釜山」をめくっていたところ,蟹しゃぶのお店を発見したのでここに行ってみます.

お店は「海神(ヘシン)」という名前で,西面駅の隣,釜田駅8番出口のすぐそばにあります.2つの駅は地下商店街で繋がっているので商店街を通って向かいますが...はいここも閉まってました.通行人が多いので怖くはありませんでしたが.

お店は新しいビルの3階にありました.1階が蟹の直売場ですぐわかりました.
店に入ってきょろきょろしていると,店員さんが"Chinese? Japanese?"と声を掛けて下さったので"Japansese"と即答.店員さんは日本語は出来ないようでしたが,メニューは日本語のものを渡されました.
とりあえず蟹しゃぶ1人前(15000ウォン)と,魚の刺し身2人前相当(30000ウォン)を頼み少し待ちます.すると...出てくるわ出てくるわ.蟹しゃぶ,焼き魚,白米,スープに野菜に...刺し身は大皿にのせて提供されました.十分過ぎる量です.調子に乗って色々頼まなくて良かった.


写真は蟹しゃぶ1人前.足だけでなく胴体も別にあります.(これが撮影した唯一の写真...)
蟹の身は詰まっていて,味も濃く満足.これで1人前15000ウォン(当時1350円)って安い.大満足でホテルに帰りました.


ところで「海神(ヘシン)」,日本語・英語で検索しても一切情報が出て来ません... Google MapにもKonestの地図にも店舗情報がないんですよね.
記憶では下の地図の中央辺りにあったはずなんですが(Google Map,韓国ではピンを立てられなかったので曖昧で申し訳ないです.).

でも2010年撮影のストリートビューで現地を確認すると,そもそもビルがまだ建ってない....蟹屋さんっぽい平屋のお店が写っているので,このお店がビルを建てたんでしょうか....

さて明日は高速バスでソウルに向かいます.

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