行列屋さんの作業ログ

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一人旅NY3泊5日⑩MoMA メトロポリタン美術館からのハシゴでも楽しめる

前の旅行記はこちら
liberaldays.hatenablog.com


メトロポリタン美術館の要所を見て回ることができたので、次はMoMAへと向かいます。
MoMA付近まではせっかくなのでバス移動。



メトロポリタン美術館を出ると,雨が止んで明るくなっていました。     
次はMoMA.少し距離がありますが,地下鉄の接続はイマイチ...かといってUber呼ぶほどでもない感じ.

どうしようかと悩んでいた時,バスの存在に気付きました.
昨日買ったフリーパスがあれば,確かExpress(急行)バス以外なら無料で乗れたはず.
Google Mapで調べると,現在地からMoMA付近まで直通のバスが出ているようなので,それに乗ってみることにします.

乗り方は非常に単純.
メトロカードを運転席横の読み取り機に通すだけ.こりゃ楽ちん.
バスは地下鉄が通っていない微妙なエリアも網羅しているので,活用できれば更に効率よく移動できるかもしれませんね.


バスの車内はこんな感じ.
これで快適にMoMAまで行けるぞ!と思いきやNY名物の渋滞にドハマリ.
仕方ないのでプラザホテル前で途中下車して,5番街ウォーキングしながらMoMAを目指します.



プラザホテル前から撮った,バーグドルフグッドマンなどが入居するいい感じのビル.
手前のバスにさっきまで乗ってました(多分...)


トランプタワーとの再会


時計台と一緒に.


15分程歩いて,MoMAことニューヨーク近代美術館に到着です.


近代的&開放的な内装.

MoMAの入場チケットはCityPassに含まれていないので,別途下の商品を前もって購入しておきました.

入場チケット  ニューヨーク近代美術館(MoMA) <現代美術館(MoMA PS1) チケット付>
linksynergy.jrs5.com

金曜16時以降は「UNIQLO Free Fridays」で無料になるんですが.残念.
受付でチケットを交換し入場します.

順路に従って,一度最上階まで登ってから1階1階鑑賞しながら降りていきましょう.

最上階では20世紀前半の芸術家,フランシス・ピカビア展が開かれていました.
(聞いたことあるような無いような...)

とりあえず観ていきましょう.


おや,印象派の画家だったんですね.
...と思いきや


あれ,キュビズム? 順路間違えた...?


卵が噴水の様なもので持ち上げられてたり,それを銃で狙う人がいるシュールな映像作品...悪夢に出そう.
Entr'acte(幕間)という実験的作品.


それにしても絵画だけでなく映像まで?と思ってみたら,映像はルネ・クレール制作.
ただ構想はピカビアによるものなようで....
Entr'acte (film) - Wikipedia



「The Spanish Revolution」また画風が.


そして今度はリアリズム的な.

あまりにも画風が違いすぎて,ブログ執筆中も写真を取り違えてないか都度確認する羽目に.
時期により画風が色々変わったことでも有名だそうです.
MoMAでのピカビア展の副題「Our Heads Are Round so Our Thoughts Can Change Direction」もこれを念頭に付けたのでしょうか.

ピカビアのスタイルの変遷は,下のサイトが非常によくまとまっていました.
www.ggccaatt.net

スタイルを様々に変えながらも,それぞれで(少なくとも今から見ると)評価される作品を残しているところがすごい.
日本に過去巡回してきたこともあるようで,またいつか再会できるかな?

さて次は通常展に,

まずはスープ缶.(トマトスープだと思ってたら,缶によって味が違ってた.)
アンディ・ウォーホルの代表的作品.これが観たかった.


あ,教科書のやつ.
素朴派画家ルソーのLa Rêve(夢).
想像以上に大きく,力強い絵でした.

MoMAでスープ缶と並んで人気のある,ゴッホの星月夜.
記念写真の列が出来てました.
仕切りなどないので,近づいて撮影できます.

スーラの「オンフルールの夕暮れ」という作品.
もちろん点描です.

セザンヌ印象派2作品


Pines and Rocks

リンゴのある静物

これも教科書のやつ.
ゴーギャンの「アレオイの種」.ビビット



もう一度ゴッホ郵便局員を描いた作品.

こんなんですが,ピカソの絵です.「Boy Leading a Horse」.
1900初旬,まだキュビズムに目覚める前の作品.
(目覚めた後の作品は寧ろ見慣れすぎていて,写真撮っていなかった)

あ,これなんか好きなやつ.ピエト・モンドリアンの「ブロードウェイブギウギ」
(好きと言っておきながら,画家名も作品名も知らなかった)



これは好きで,名前も判るやつ.
モネの睡蓮とは1時間ぶりです.

大パノラマ.

力強いけどなんだこれ?
米国の抽象表現主義の画家,ジャクソン・ポロックの「ワン:ナンバー 31」という作品でした.
ようするに絵の具を叩きつけた作品.悪口じゃないよ.



あ,これすごい高いやつ.
マーク・ロスコの「No.10」.お値段97億円.
1950年制作.意外と古いのね.


展示室から中庭を。
屋外にも作品がありそうな雰囲気ですが、雨が降ったり止んだりの気候なので出ませんでした。
(誰もいなかったし…)

1フロア降りて、今度は彫刻、立体物のエリアを観ます。

ここで特に気に入った作品はコレ。
って写真で撮るのは結構難しいんですが。天井から伸びた、一本のナイロン紐です。
一応写真に写っているか…。

MoMAのCollectionsページに良い写真が載っています。
www.moma.org

ロバート・バリーという芸術家の作品。
作品名は…Untitledとなっているので、名付けられていませんね。
他の彫刻にもUntitledと示されているので、「Untitled」と名付けたってこともなさそうです。
あまりに見えにくいため、誰かがうっかりぶつからないよう、係員が横に立っていました。


マリリンモンロー


階段。登ってもYESの文字はなさそうですが。
「Helicoid Staircase」という作品。


これは…作者もまさかMoMAに収蔵されるとは思ってなかったでしょう.
一応の作品名が「これがアメリカだ!」(This is America)
1968年の...ポスター?

www.moma.org


そして最後.
これは入り口付近にあったものですが,Emojiです.
「The Original Emoji」と名付けられてるのがなんか面白い.


MoMA,絵画から彫刻まで,深く広く,そして楽しめる形で集められていました.
メトロポリタン美術館にも19世紀以降の作品や,いわゆる「現代アート」は収蔵されていますが,
専門館のMoMAには流石に及ばない印象.
美術館2連続になりましたが,新鮮な気持ちで楽しめました.

ちなみに観覧所要時間は写真撮りながらで2時間と少しでした.

さて,次は自然史博物館!
次の旅行記はこちら
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